対象となる年齢、実施時期や費用に関してはお問い合わせください。
特定健康診査(特定健診)・健康診査
実施時期は、40歳から74歳が6月・7月・8月、75歳以上が9月・10月・11月となっています。
- 基本的な項目
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- 質問票(既往歴、服薬歴、喫煙歴など)
- 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲など)
- 血圧測定
- 理学的検査(診察)
- 検尿(尿糖、尿蛋白)
- 血液検査
- 脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
- 血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c)
- 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- 詳細な項目(医師が必要と認めた場合に実施)
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- 心電図
- 眼底検査(近隣の眼科クリニックへ依頼します)
- 貧血検査(赤血球、血色素量、ヘマトクリット値)
肺がん検診
肺がんは、がんの部位別死亡数では第1位で、特に喫煙習慣がある場合には肺がんのリスクが3~4倍になります。
咳、血痰、発熱などの症状がきっかけで見つかる場合もありますが、症状があらわれる前に検診で発見して早期のうちに治療すれば、より少ない負担で、根治できる可能性が高まります。
肺がん検診の検査項目は以下の通りです。
- 基本的な項目
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- 胸部X線検査(レントゲン検査)
- 詳細な項目(医師が必要と認めた場合に実施)
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- 喀痰細胞診検査
大腸がん検診
大腸がんは、食事の欧米化や高齢化などの原因により近年急増しており、特に女性では、がんの部位別死亡数が第1位となっています。
初期段階では自覚症状がありませんが、早期発見・早期治療により根治も見込める病気で、40歳以上の方は年に1度、検診を受けることが推奨されています。
大腸がん検診の検査項目は以下の通りです。
- 基本的な項目
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- 便潜血検査(検便2日分)
- 追加の検査・治療(便潜血検査で陽性となった場合)
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- 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)による精密検査
- 大腸ポリープ切除術(日帰り)
※当院にて行っております。
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胃がん検診
胃がんは、昔と比べて罹患する人が減っていますが、がんの部位別死亡数は男性で第2位、女性で第4位と、依然として死亡者数の多いがんです。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染や、喫煙・塩分の多い食事などの生活習慣により、リスクが高まります。
胃がんは、胃痛・胸焼け・黒い便などの初期症状があらわれる場合もありますが、進行の程度にかかわらず症状が全くあらわれない場合もあるので、定期的な検査の受診により早期発見することが大切です。
2017年4月より、50歳以上の方は胃がん検診で胃内視鏡検査(胃カメラ)が選べるようになりました。
対象となるのは、翌年3月31日までに偶数歳(50歳、52歳、54歳……)となる方です(個人負担金5,000円)。
75歳以上の方(76歳、78歳、80歳……)は無料となります。
- 基本的な項目
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- 胃内視鏡検査(胃カメラ)
- 追加の検査・治療(胃内視鏡検査で異常を認めた場合)
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- 組織検査(生検) ※別途費用がかかります(保険診療)
※鎮静剤(眠くなる薬)の注射をご希望の場合、薬剤費などが自費で必要となります。くわしくはお問い合わせください。
※当院ではバリウムを飲む旧来の胃がん検診は行っておりません。バリウム検査で異常が指摘された場合、改めて胃カメラ検査が必要となることや、ご高齢の方の場合、バリウムが誤って気道に入ってしまう(誤嚥)可能性があり、危険性があるためです。
※50歳未満の方でも、症状がある方には、苦痛の少ない鼻からの内視鏡と、眠くなる注射(鎮静剤)を用いた細径スコープによる口からの内視鏡検査(胃カメラ)を行い、早期胃がんなどの早期発見に努めております。